海外旅行でのお金について
2.旅先での現金入手方法
日本国内の銀行や国際空港、あるいは現地の国際空港や街なかの両替所などで現地通貨に両替することができるが、両替所により手数料やレートが異なるなどの理由で、両替に関する失敗談が多いようだ。また、海外で多額の現金を持ち歩くことは、安全性の面でおすすめできない。現金は、盗難に遭ったり、紛失したりした場合、まず戻ってこないからだ。
一部の外国では、高額紙幣は偽札が出回っているため、支払いに使用するのを断られることもある。レストラン、ショップ、ホテルなどでの支払いは現金ではなく、カードを優先して使うようにしたい。ただ、地下鉄などの交通費や屋台などカードが使えない場合は、現地通貨が必要となる。その場合でも両替ではなく、現地ATMを活用して、必要最低限の現地通貨を引き出すようにしたほうがよい。「Visa」などの国際ブランドのクレジット、デビット、トラベルプリペイドカードなら、ほとんどの現地ATMで利用できる。国際空港はもちろん、街なかにもATMがあり、24時間利用可能なものが多い。
もう怖くない。現地ATM利用法
ATMの利用というと難しいイメージがあるかもしれないが、コツをつかめば意外と簡単。「Visa」などの国際カードブランドのマークがついたATMにカードを挿入し、いくつかの操作をするだけ。機種によって表示画面や順番が違う場合があるが、基本は以下のような手順となる
(1)言語選択ボタンを探す
最初の画面は、現地語で表記されていることがほとんどなので、まずは、「LANGUAGE」などの言語の切替に関連するボタンを見つける。
ハワイや韓国などは、日本語対応のATMも多いが、日本語非対応でも英語に対応していない機種はないと言っていい。その場合、「ENGLISH」を選択。(2)4桁の暗証番号(PIN)を入力。
「ENTER PIN(暗証番号を入力)」と表示されたら、4桁のPINを入力
(3)取引内容を選択。
「SELECT TRANSACTION(取引内容を選択)」と表示されたら、「WITHDRAWAL」を選択
(4)口座を選択。
「SELECT SOURCE ACCOUNT(口座を選択)」と表示されたら、「CREDIT CARD」を選択。デビット、トラベルプリペイドカードを使う場合は、「SAVINGS(預金)」を選択
(5)金額を選択。
「SELECT DISPENSE AMOUNT(金額を選択)」と表示されたら、必要な金額を選択。自分で金額を入力したいときは、「OTHER」を選択し。金額を入力
(6)現金とレシートを受け取る。
※各入力画面で「ENTER」を押さなければいけない場合がある。
※ATMの利用にはPIN(暗証番号)が必須となるので、不明な場合は、カード発行金融機関に確認を(確認に2週間ほどかかるので要注意)。
※クレジットカードの場合はキャッシングの可否、利用限度額もあわせて確認しておこう。
旅の準備と手続き STEP1~STEP8
STEP2 情報収集
STEP3 旅の知識
STEP4 空港・機内ガイド
STEP5 現地滞在を楽しむ
STEP6 現地で必要な知識
STEP7 帰国のための知識
STEP8 空港駐車場