海外旅行でのお金について
6.トラベルプリペイドカード
「Visa」や「MasterCard」などの国際カードブランドの加盟店で使えるチャージ(事前入金)式のカード。出発前にコンビニATMなどで円をチャージし(預け入れ)、その範囲内の利用となるので、使いすぎの心配がなく、予算管理にも便利だ。また、渡航先の現地ATMで現地通貨を引き出すこともでき、多額の現金を持ち歩く必要がないので安全性も高い。カードの残高が足りなくなった場合には、再チャージも可能だ。
カードの入会には、審査が無く、銀行口座を作る必要も無いので、誰でも申し込むことができる(※1)。旅行直前でも、空港などの店頭で即時発行できるカード発行金融機関もある。入金(チャージ)時・海外ATM利用時などの各種手数料が別途かかるが、外貨両替の手間を解消して、多くの通貨で国内での外貨両替よりレートがよいなどのメリットが多い。
また、外貨建てのカードを提供している会社もあり、その場合は事前にレートの固定が可能で、両替よりもお得なレートで外貨両替ができるなどのメリットも。クレジットカードと同様に、緊急時の日本語アシスタンスサービスなどの付帯サービスも受けられるので、事前に確認したい
※1: 日本国内在住者で、連絡可能なメールアドレスを持っていること、本人確認書類(運転免許証・保険証・パスポート・マイナンバーカードのいずれかなど)をオンライン申込み時にアップロードできるなどの条件がある。詳細は、カード発行会社に確認しよう。
なお、「トラベルプリペイドカード」は、海外留学でも活用できる。例えば、日本にいる親から留学先の子供に対し、カード発行金融機関に親が入金(チャージ)すると、海外にいる子供が「トラベルプリペイドカード」で 買い物をしたり、ATMから現地通貨を引き出すことができる。多額の海外送金手数料を支払う必要もなく、海外の銀行に口座を開設する必要もないので便利だ。残高以上の利用はできないので、子供が海外でお金を使いすぎることもない。しかも利用の都度、登録したEメールアドレスに、ほぼリアルタイムで利用通知と残高をEメールで知らせてくれるサービスもあるので、安心して利用できる、また、銀行口座とリンクしていないので、万が一の紛失、盗難時の被害も最小限に抑えられる。 もちろん、24時間対応の「緊急アシスタンスサービス」があるので、紛失や盗難の被害に遭った際には、すぐにカード発行金融機関に連絡すれば、対応してくれる。
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